さすがに今朝は冷え込んでいる。

いくら時間が経っても部屋が温まらない。

私はしばらくオイルヒーターの前で立ち尽くしていたのだが、それでもまだ部屋は温まらないので、諦めて、ブログを書くことにした。

外は一体何度なんだろうか。

恐る恐る天気予報を調べてみたら、なんと最低気温がマイナス一度。

そりゃ寒いわけだ。

身体を温めるために私は卵スープを飲んだ。

それでも身体が温まらないのでストールを羽織って、モコモコスリッパを履いてパソコンの前に座っているが、寒くてじっとしていられない私は、さっきから部屋の中をウロウロしているので、中々ブログを書き進める事が出来ない。

流石にマイナス一度ともなると、我が家はこんなにも寒いんだという事を思い知った。

時間が経つにつれて気温が上昇してくれればいいのだが、それでも最高気温は十度だそうだ。

こんな寒い日に限って、私は美容室を予約しているので行かなければならない。

しかも夕方五時だ。

すっかり冷え込んでいるに違いないが、歩いて大体三十分の距離を歩かなければならない。

片道三十分の距離は、運動不足の私にとっては丁度いい距離だが、こうも寒いと外出を控えたくなる。

それでも、頑張って行って来なければならない。

髪が大分伸びたからだ。

私は日頃から、何かと節約をしているが、美容室へは毎月行くようにしている。

一応女だからね。

安いところを探して転々とするのもアリだが、私は毎回同じ美容室へ行く。

そう、浮気はしないタイプなのだ。

大体私の髪質も好みもわかってくれているので安心できるというのもある。

料金は決して安くないが、毎回満足して帰って来るのだ。

私の専属の美容師さんは男性なのだが、フレンドリーで話しやすい方だ。

私が無口なので、あまり話しかけてこないところも良い。

「橋岡さん、自分、初めて一人暮らしするんですよ」

「そうなんですか、おめでとうございます」

「橋岡さんは一人暮らし長いんですか？」

「二十二年です」

そう答えた瞬間、ゾッとした。

私は二十二年間も一人暮らしをしているのにも拘わらず、なんでこんなに料理が下手なんだろうか。

下手だというより、手間暇かけるのを省いてしまうのだ。

そりゃ、一緒に食べてくれる人がいたら手間暇かけて作りますとも。

先日も、煮物が食べたくて作ったのはいいが、出し汁から作るのが面倒くさくて麺つゆで煮たのが失敗の原因だった。

札幌にいた頃は実に沢山料理をした。

得意料理が煮物だったのだから、笑える話だ。

毎日出し汁を作って、酒と醤油と砂糖とみりんでコトコトと煮ていた。

今ではそんなことが面倒で、ついつい焼くだけとか炒めるだけとか、簡単なものしか作らなくなった。

そりゃ、下手になるわけだ。

一人暮らしをしていると、分量を多く作り過ぎてしまうというのもある。

おでんを食べたいと思っては、コンビニで買った方が手っ取り早いし、大根を下茹でして、ゆで卵を作って、などやってられないのである。

だから私の食生活は栄養が偏りがちだ。

お鍋一つで出来るものしか作らないからだ。

料理上手の人からアドバイスを受けるものの、それを実行するかどうかはまた別の話となる。

使いまわしとか、そういう事が本当に下手なのである。

でも昔はよくやっていたと思う。

来年の目標は料理上手になる事も一つ挙げておこう。

先ずは調味料を揃える事から始めよう。

自宅のご飯で満足できるように、酒やみりんなどを揃えて、また煮物上手を取り戻そうと思う。

いつパートナーが出来てもいいように、ある程度の事は出来るようになっていなくてはならない。

だって一人暮らしを二十二年も送っているのだし、昔は沢山料理をしていたんだから、きっとまた出来るようになるだろう。

寒いので、美味しいご飯で温まりたいよね。

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